才らく(読み)サイラク

デジタル大辞泉 「才らく」の意味・読み・例文・類語

さいら・く【才らく】

[動カ四]学才がありそうに振る舞う。
文屋ふやの博士さかしだち―・きゐたり」〈紫式部日記
[補説]用例は、「ひひらく」の誤りとする説もある。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「才らく」の意味・読み・例文・類語

さいら・く【才】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 学才ありげにふるまう。学問があるようにふるまう。
    1. [初出の実例]「くすりの女官にて、ふやの博士さかしだち、さひらきゐたり」(出典:紫式部日記(1010頃か)寛弘七年正月一日)

才らくの補助注記

一説に、「ひひらく」(べらべらしゃべる意)の誤りとする。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android