デジタル大辞泉 「学問」の意味・読み・例文・類語 がく‐もん【学問】 [名](スル)1 学び習うこと。学校へ通ったり、先生についたり、本を読んだりして、新しい知識を学習すること。また、身につけた知識。「学問のある人」「学問する楽しさ」2 理論に基づいて体系づけられた知識と研究方法の総称。学。[補説]中世から近世にかけて「学文」と書くのが一般であり、また、「学門」と書くこともあった。[類語](1)学業・勉学・勉強・研鑽けんさん・研究・学究・学事・学び(学問から得た知識)学識・学殖・学がく・蘊蓄うんちく・教養・造詣・知識・素養・博識・博学・碩学・篤学・有識・該博・博覧強記/(2)学がく・学術・学芸・学理・科学・サイエンス・学知 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「学問」の意味・読み・例文・類語 がく‐もん【学問・学文】 〘 名詞 〙① ( ━する ) 武芸などに対し、漢詩文、仏典、和歌など、広く学芸一般について学習し、体得すること。ものまなび。もと、男子のする漢学や仏典の学についていったが、のち、和歌、和文についてもいうようになった。[初出の実例]「大学生徒〈略〉専精二学問一、以加二善誘一」(出典:続日本紀‐天平二年(730)三月辛亥)「さては古今の歌二十巻をみなうかべさせ給ふを御がくもんにはせさせ給へ」(出典:枕草子(10C終)二三)[その他の文献]〔孟子‐滕文公・上〕② ( ━する ) 先生についたり、また、書物を読むことなどによって学芸を身につけること。また、その習得した知識。学識。[初出の実例]「大きなる職をも辞し、利をも捨つるは、ただ学問の力なり」(出典:徒然草(1331頃)一三〇)「仮令(たとへ)学力(ガクモン)がどの位あったからといふて、活発な気力がなふては、何の用(やく)にもたたん道理じゃ」(出典:当世書生気質(1885‐86)〈坪内逍遙〉九)③ 一定の原理に従って、体系的に組織化された知識や方法。哲学、文学、科学など。学。[初出の実例]「経済は畢竟一種の学文にて之を法術と言ふ可らず」(出典:西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉外)学問の補助注記中世から近世にかけて「学文」と書くことが多い。 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
普及版 字通 「学問」の読み・字形・画数・意味 【学問】がくもん 学んで知識を深める。〔子、大略〕詩に曰ふ、切するが如く瑳するが如く、するが如くするが如しとは、學問するを謂ふなり。字通「学」の項目を見る。 出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報