投石機(読み)とうせきき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「投石機」の意味・わかりやすい解説

投石機
とうせきき

古代ギリシア・ローマ時代から中世ヨーロッパまで使われた投石兵器。おもに石,燃え木などを投擲するカタパルト,ファラリカ,石,槍,矢などを投擲するバリスタ,城門破壊投石器であるトレビュケット(ペトラリー)などがあった。多くは木製の枠に固定した綱または馬毛などのねじれと,弓または厚板による張力を利用したものだが,中世のトレビュケットは釣合いおもりを動力とした。鉄砲の時代に入っても,半世紀ほどは併用された。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android