デジタル大辞泉
「折丁」の意味・読み・例文・類語
おり‐ちょう〔をりチヤウ〕【折(り)丁】
製本する前に、印刷された紙をページ順になるように折り畳んだもの。折り本。おり。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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折丁
本は通常,1ページ単位では刷らずに,四つ折り本であれば8ページ分,八つ折り本であれば16ページ分を印刷紙の表裏に刷り,一定の順序で折り畳むと,ぺージが順番に並ぶ.このようにして折り畳んだ(印刷)全紙を折丁といい,これが本の基本的な構成単位となる.その様子は本を立てて上から背の部分を見ると,二つ折りにした紙を重ねた束がいくつもできていることからわかる.この束一つ一つが折丁であり,糸とじ本のときはこの束の折り目がとじ目となっている.
出典 図書館情報学用語辞典 第4版図書館情報学用語辞典 第5版について 情報
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世界大百科事典(旧版)内の折丁の言及
【活版印刷】より
…校了になったページは,8ページ,16ページというように集め,活版印刷機に組みつけて印刷する。次いで,たとえば8ページ分を組みつけて印刷(表裏で16ページ)したものは3回,16ページ分組みつけて印刷(表裏で32ページ)したものは4回折っていわゆる折丁(おりちよう)(本を構成する一まとまりの単位)を作り,製本工程にまわす。印刷に用いる版は,少部数で重版の必要のない場合は組版を直接利用するのがふつうで,これを原版刷りという。…
※「折丁」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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