精選版 日本国語大辞典 「抜裏」の意味・読み・例文・類語
ぬけ‐うら【抜裏】
- 〘 名詞 〙 通り抜けることのできる裏道。ぬけ道。ぬけろじ。
- [初出の実例]「ぬけうらをうるさくきうはつきまとひ」(出典:川柳評万句合‐明和五(1768)智五)
…京では路地とともに辻子の語が中世より引き続き用いられたが,江戸や大坂ではもっぱら路地といった。露地が表通りに貫通しているのを京・大坂では抜け露地,江戸では抜裏といった。江戸では抜裏が多く,京・大坂ではまれであった。…
※「抜裏」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」