精選版 日本国語大辞典「裏道」の解説
うら‐みち【裏道】
〘名〙
① 裏口から通じている道。
※天理本狂言・胸突(室町末‐近世初)「又むつかしい人がわせた。うら道へはづさうと云ふ」
※俳諧・続猿蓑(1698)上「春風に普請のつもりいたす也〈惟然〉 藪から村へぬけるうら道〈支考〉」
※談義本・労四狂(1747)上「又曲れる人は我がいふ言のうら道(ミチ)へ心をまはし聞て」
③ 正当でないやり方。また、まともでない生活。
※雲は天才である(1906)〈石川啄木〉二「アノ男も常に人生の裏路許り走ってゐる男だが」
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