押桶(読み)おしおけ

精選版 日本国語大辞典 「押桶」の意味・読み・例文・類語

おし‐おけ ‥をけ【押桶】

〘名〙
① 胞衣(えな)を埋めるのに使った桶。えなおけ。
鎌倉殿中以下年中行事(1454か)一二月朔日「典薬頭、胎を申出だし、従政所参推桶に入て」
安産を祈るため、打撒(うちまき)、湯などを入れて産棚に備える桶。うちまきおけ。
※御産所日記(1434)「御産之御具足色々給注文〈略〉一御押桶、十二。皆白水入」
漬物を漬けるための桶。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android