精選版 日本国語大辞典 「押船」の意味・読み・例文・類語
おし‐ぶね【押船】
- 〘 名詞 〙 ( 「おしふね」とも ) 櫓を押して航行する船。帆走する船を走り船というに対するもの。押行船。〔日葡辞書(1603‐04)〕
- [初出の実例]「押船へ走船行かかりたらば、走船可為越度事」(出典:能島家伝(17C初か)三)
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…日本では,達磨船,団平船,伝馬船などが古くから近距離および中継輸送用のはしけとして,また倉庫代用の倉はしけとして,輸送の補助機関使われてきたが,アメリカ,ヨーロッパ,ソ連(現ロシア)などでは早くから内陸河川輸送の有力な輸送機関として広く用いられてきた。最近では各種の専用バージや航洋バージなどの大型バージが建造されており,押船と一体となったプッシャーバージによるバージラインシステムもある。
[種類]
バージの型式,種類には,デッキバージ,ホッパーバージ,タンクバージ,ダンプバージおよび特殊バージがある。…
…曳航は,船尾に設けられた曳航用ウィンチからのロープによって,1隻もしくは最大5隻程度の被曳航船を単列で縦曳きする場合が多い。引船と反対に,多数のはしけを一体にして後方から押すのに用いられる船を押船といい,船首部は四角な形状をしており,がんじょうな押送用フェンダー構造をもっている。艀(はしけ)【国武 吉邦】。…
…長崎や沖縄の場合は,中国からの伝播,受容として説明がつくが,とくに沖縄は受容の素地が強かったように思われる。また,対馬の海神(わたつみ)神社や島根県の美保神社(諸手船(もろたぶね)神事)その他に神社祭祀の一部としての船競漕が認められ,船駈(ふながけ)・船ぐろ(対馬,壱岐),櫂練(かいねり)・漕(こぎ)ぬき(愛媛県),押船(おしぶね)(山口県)などと呼ばれている。期日としては,端午節以外の日取りが選ばれており,この種の船競漕は,日本在来のものと考えられる。…
※「押船」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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