拘惜(読み)こうじゃく

精選版 日本国語大辞典 「拘惜」の意味・読み・例文・類語

こう‐じゃく【拘惜】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「こうしゃく」とも )
  2. かかわりあって離しがたいこと。惜しんで離さないこと。
    1. [初出の実例]「雖然本主召仕之日者、更以不違乱之処、任自由拘惜之間、任道理糺返之由」(出典:下総国中山法華経寺所蔵日蓮筆双紙要文一一裏文書‐(年月日未詳)(鎌倉)沙彌常忍訴状)
  3. 罪科人などをかくまうこと。
    1. [初出の実例]「而以其御下文、令惜犯科人等、御領中御家人等不仕其役之由」(出典:高野山文書‐建久七年(1196)正月一五日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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