拘惜(読み)こうじゃく

精選版 日本国語大辞典 「拘惜」の意味・読み・例文・類語

こう‐じゃく【拘惜】

〘名〙 (「こうしゃく」とも)
① かかわりあって離しがたいこと。惜しんで離さないこと。
※下総国中山法華経寺所蔵日蓮筆双紙要文一一裏文書‐(年月日未詳)(鎌倉)沙彌常忍訴状「雖然本主召仕之日者、更以不違乱之処、任自由拘惜之間、任道理糺返之由」
② 罪科人などをかくまうこと。
高野山文書‐建久七年(1196)正月一五日「而以其御下文、令惜犯科人等、御領中御家人等不仕其役之由」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android