招杜羅(読み)しょうとら

精選版 日本国語大辞典 「招杜羅」の意味・読み・例文・類語

しょうとらセウトラ【招杜羅】

  1. 十二神将一つ薬師経を誦持するものを守る仏法守護神十二支の戌に配し、鼠頭人身で鉤を持つといい、さまざまに説かれる。招杜羅大将。
    1. 招杜羅〈奈良県興福寺〉
      招杜羅〈奈良県興福寺〉

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の招杜羅の言及

【十二神将】より

…薬師如来の眷属(けんぞく)であり,薬師如来像の侍者として表現される。12尊の名称は諸説あるが,玄奘訳《薬師瑠璃光如来本願功徳経》には宮毘羅(くびら),伐折羅(ばさら),迷企羅(めきら),安底羅(あんてら),頞儞羅(あんにら),珊底羅(さんてら),因達羅(いんだら),波夷羅(はいら),摩虎羅(まこら),真達羅(しんだら),招杜羅(しやとら),毘羯羅(びから)と記される。12という数が中国において十二支と結びついたと推定され,やがて十二神将は昼夜12時をたえず護ると信じられるようになった。…

※「招杜羅」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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