デジタル大辞泉 「薬師経」の意味・読み・例文・類語 やくし‐きょう〔‐キヤウ〕【薬師経】 大乗経典。梵本は現存しないが漢訳に5種あったという。ふつう唐の玄奘げんじょう訳「薬師瑠璃光るりこう如来本願功徳経」1巻をさす。現世利益げんせりやくを説き、薬師仏の功徳を強調したもの。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「薬師経」の意味・読み・例文・類語 やくし‐きょう‥キャウ【薬師経】 薬師如来の本願と功徳を説いた経の一般的呼称。これに五経があるが、その代表的なものとして玄奘(げんじょう)訳の薬師瑠璃光如来本願功徳経一巻があり、薬師本願功徳経と略称する。[初出の実例]「因りて、川原寺にして、薬師経を説かしむ」(出典:日本書紀(720)朱鳥元年五月) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「薬師経」の意味・わかりやすい解説 薬師経やくしきょう 仏教経典。薬師如来の本願や功徳を説いている。数種の漢訳本があるが,普通は唐の玄奘が翻訳した『薬師瑠璃光如来本願功徳経』 (1巻) をさす。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報