指寄(読み)さしより

精選版 日本国語大辞典 「指寄」の意味・読み・例文・類語

さし‐より【指寄】

[1] 〘名〙 はじめ。最初
風姿花伝(1400‐02頃)三「昼の申楽は後がよく、夜の申楽はさしよりよし」
[2] 〘副〙 さしあたり。はじめに。
※思出の記(1900‐01)〈徳富蘆花〉一〇「差寄り望む所は、職務以外に何の束縛も受けぬ地位

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