振出ず(読み)ふりず

精選版 日本国語大辞典 「振出ず」の意味・読み・例文・類語

ふり‐・ず‥づ【振出】

  1. [ 1 ] 〘 自動詞 ダ下二段活用 〙ふりいず(振出)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「すべらぎのすずのかぎりしありければふりでてゆくもつらからなくに」(出典:元輔集(990頃))
  2. [ 2 ] 〘 他動詞 ダ下二段活用 〙ふりいず(振出)[ 二 ]
    1. [初出の実例]「秋深きもみぢの色のくれなゐにふりでてのみぞなく鹿の声」(出典:躬恒集(924頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む