捕獲結晶(読み)ほかくけっしょう(その他表記)xenocryst

岩石学辞典 「捕獲結晶」の解説

捕獲結晶

火成岩の中に外部からきて取り込まれた他生の結晶で,一般に融食されている[Sollas : 1894].ハーカーは貫入に先立ってマグマに捕獲された先行捕獲結晶(antecedent xenocryst)と,貫入の後にマグマに捕獲された必從捕獲結晶(consequent xenocryst)とを区別した[Harker : 1904].外来結晶,捕虜石,捕虜結晶はすべて同様である.

出典 朝倉書店岩石学辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android