捨て書く(読み)ステカク

デジタル大辞泉 「捨て書く」の意味・読み・例文・類語

すて‐か・く【捨て書く】

[動カ四]筆にまかせて無造作に書く。書き捨てにする。
「白き紙に―・い給へるしもぞ、なかなかをかしげなる」〈末摘花

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「捨て書く」の意味・読み・例文・類語

すて‐か・く【捨書】

  1. 〘 他動詞 カ行四段活用 〙 無造作に書く。筆にまかせて書く。書き捨てる。
    1. [初出の実例]「白き紙に、すてかひ給へるしもぞ、中々をかしげなる」(出典:源氏物語(1001‐14頃)末摘花)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android