掛鬢鬘(読み)かけびんかずら

精選版 日本国語大辞典 「掛鬢鬘」の意味・読み・例文・類語

かけ‐びんかずら‥かづら【掛鬢鬘】

  1. 〘 名詞 〙(びん)のついた男まげのかつらを、頭にかけること。坊主頭の人が変装する時などに用いる。
    1. [初出の実例]「ひそかに寺を出、御骨成共ひろはんと、懸びんかづらに姿をかへ、十日余り此いとなみ」(出典:浄瑠璃・曾我会稽山(1718)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android