掴込(読み)つかみこみ

精選版 日本国語大辞典 「掴込」の意味・読み・例文・類語

つかみ‐こみ【掴込】

〘名〙
着物の丈(たけ)を長く仕立て、胸のあたりにつかみ上げ、帯でその下を結ぶこと。また、そのような着方。
洒落本・古今三通伝(1782)「親和織のつかみこみは糀丁の井戸よりふかし
② あり合わせの物で間に合わせること。在来の物で代用すること。

つかみ‐こ・む【掴込】

〘他マ五(四)〙 つかんで中に詰め入れる。手づかみで取り入れる。
※俳諧・曠野(1689)員外夕月の入ぎは早き塘ぎは〈鼠弾〉 たはらに鯽をつかみこむ秋〈一井〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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