掻きしゃなぐる(読み)カキシャナグル

デジタル大辞泉 「掻きしゃなぐる」の意味・読み・例文・類語

かき‐しゃなぐ・る【×掻きしゃなぐる】

[動ラ四]かきむしる。
「つかみつき―・り、ぶてど叩けど」〈浄・お初天神記

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻きしゃなぐる」の意味・読み・例文・類語

かき‐しゃなぐ・る【掻しゃなぐる】

  1. 〘 他動詞 ラ行四段活用 〙 乱暴に払いのける。かきむしる。
    1. [初出の実例]「つかみつき、掻きしゃなぐり、ぶてど叩けど世の中の理に勝つ力あらざれば」(出典:浄瑠璃・曾根崎心中(1703))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android