掻っ穿る(読み)カッポジル

デジタル大辞泉 「掻っ穿る」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ぽじ・る【×掻っ×穿る】

[動ラ五(四)]つついて穴をあける。また、穴の中をつついて、つまっているものを取り出す。「耳の穴を―・ってよく聞け」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「掻っ穿る」の意味・読み・例文・類語

かっ‐ぽじ・る【掻穿】

  1. 〘 他動詞 ラ行五(四) 〙 ( 「かっ」は接頭語 ) つっついて穴をあける。また、つっついて詰まっているものをとり出す。「耳の穴をかっぽじって聞け」の形で、聞くことを乱暴に命令する意で使われることが多い。ほじくる。
    1. [初出の実例]「是耳の穴を能(よく)かっほじって聞(ききや)アがれ」(出典洒落本・面美知之娌(1789‐1802頃)一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android