掻蹲ても子三貫(読み)かいつくばうてもこさんがん

精選版 日本国語大辞典 「掻蹲ても子三貫」の意味・読み・例文・類語

かいつくばう【掻蹲】 ても 子(こ)三貫(さんがん)

(「男は裸百貫」ということわざから) ごそごそ這いまわるだけしか能のない幼児でも、銭三貫文の値打ちがあるということ。小さいもの、少ないものでもそれなりの価値はあるの意。
浮世草子・渡世身持談義(1735)一「せめて銀五枚は添て来さふな物じゃに、かいつくばふても子三貫といふに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android