提げ(読み)ひさげ

精選版 日本国語大辞典 「提げ」の意味・読み・例文・類語

ひさげ【提・提子】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「ひさぐ(提)」の連用形名詞化。鉉(つる)があってさげるようになっているところからいう ) 鉉と注ぎ口のついた、鍋に似てやや小形の金属製の器。湯や酒を入れて、さげたり、暖めたりするのに用いる。後には、そうした形で、酒を入れて杯などに注ぐ器具にもいう。
    1. 提〈酒飯論絵詞〉
      提〈酒飯論絵詞〉
    2. [初出の実例]「おほいなるしろがねのひさげに、わかなのあつものひとなべ」(出典:宇津保物語(970‐999頃)蔵開中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

イチロー

[1973~ ]プロ野球選手。愛知の生まれ。本名、鈴木一朗。平成3年(1991)オリックスに入団。平成6年(1994)、当時のプロ野球新記録となる1シーズン210安打を放ち首位打者となる。平成13年(...

イチローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android