握り詰める(読み)にぎりつめる

精選版 日本国語大辞典 「握り詰める」の意味・読み・例文・類語

にぎり‐つ・める【握詰】

  1. 〘 他動詞 マ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]にぎりつ・む 〘 他動詞 マ行下二段活用 〙 握っておしかためる。また、握りしめてはなさずにいる。
    1. [初出の実例]「手をにきりつめてゐれば、伸かぬるもの也」(出典:清原国賢書写本荘子抄(1530)四)
    2. 「障子一重の行綱が柄も砕と握(ニギ)り詰(ツメ)息を呑でぞ扣へゐる」(出典浄瑠璃源平布引滝(1749)二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

ドクターイエロー

《〈和〉doctor+yellow》新幹線の区間を走行しながら線路状態などを点検する車両。監視カメラやレーザー式センサーを備え、時速250キロ以上で走行することができる。名称は、車体が黄色(イエロー)...

ドクターイエローの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android