撫肩(読み)なでがた

精選版 日本国語大辞典 「撫肩」の意味・読み・例文・類語

なで‐がた【撫肩】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 撫でおろしたように、なだらかに下がっている肩。女性的な肩にいう。⇔いかり肩
    1. [初出の実例]「悪相品々〈略〉ほそくび、ふとくび、なでかた、いかり肩」(出典:浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)中)
  3. 比喩的に、厳しさのないこと。また、気負ったところのないこと。
    1. [初出の実例]「どこ迄ものへいほうに無放蕩にない、撫肩にならぬことぞ」(出典:絅斎先生仁義礼智筆記(18C初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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