擬似不斉(読み)ギジフセイ

化学辞典 第2版 「擬似不斉」の解説

擬似不斉
ギジフセイ
pseudoasymmetry

四つの異なる基をもつ炭素原子がキラリティーの要因にならない環境にある場合の概念.すなわち,二つの光学対掌原子団(d-Xとl-X)が一つの不斉炭素に結合すると,分子に中心原子を含む対称面A-C-Bを生じるため,分子は光学活性でなくなる(メソ形).これを擬似不斉という.中心炭素を擬似不斉中心,または擬似不斉炭素原子という.たとえば,ribo-形とxylo-形の2,3,4-トリヒドロキシグルタル酸がこれにあたる.

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

1 多数の語を集録し、一定の順序に配列して一つの集合体として、個々の語の意味・用法、またはその示す内容について記したもの。語のほかに接辞や連語・諺なども収める。また、語の表記単位である文字、特に漢字を...

辞書の用語解説を読む