改造紙幣(読み)かいぞうしへい

精選版 日本国語大辞典の解説

かいぞう‐しへい カイザウ‥【改造紙幣】

〘名〙 明治一四年(一八八一)から一六年にかけて発行された政府紙幣の別称。この紙幣は十円、五円、一円、五十銭、二十銭の五種。一円以上のものには神功皇后の肖像が描かれているので、俗に「神功皇后札」とか「神功札」とか呼ばれ、表面中央上部に菊花紋章があるので「菊花章紙幣」とも呼ばれた。同三二年一二月末限り通用禁止となった。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典内の改造紙幣の言及

【貨幣】より

…【作道 洋太郎】
[近代日本の貨幣法制]
 安政の開港により,日本へのメキシコ・ドルの流入と日本からの金貨の流出が激化し,貨幣制度は大混乱に陥った。明治新政府は,この混乱を静め,その経済基盤を確立するために,1868年太政官札(金札)の発行を布告したのを手はじめに,69年,民部省札,71年,大蔵省兌換証券,72年,新紙幣,開拓使兌換証券,81年,改造紙幣等々の紙幣を発行した。硬貨に関しては,当面,江戸時代の旧制によるとされたが,1869年以降,従来の四進法から十進法への変更,銀本位制ないしは金本位制の採用等々が種々検討された結果,71年の新貨条例により,金単本位制が採用されることとなった。…

※「改造紙幣」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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