政策投資(読み)セイサクトウシ

デジタル大辞泉 「政策投資」の意味・読み・例文・類語

せいさく‐とうし【政策投資】

企業が、投資先との関係強化や経営参加などを目的として行う投資。→純投資

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の政策投資の言及

【株式投資】より

…また株式投資の場合,投資期限を定められた信用取引やきわめて短期間で値ざやをかせごうとするやり方は〈投機〉といい,それだけリスクが多く安全性が低くなり,思惑どおりいかなかったとき,大きな損となる。機関投資家や法人の株式投資は政策投資と純投資に分かれ,政策投資は会社乗っ取り,事業または融資系列の強化,株式安定工作などを目的として株式を取得する投資で,純投資は株式の配当と値上がり差益の取得を目的とした投資である。近年は,日本も純投資による株式取得が多くなり,機関投資家現象が進展し,同時に外人投資も増大し,株式投資も株式の発行形態の変化,株式市場の構造変化ともあわせて,その目的,やり方など考え方に異なるところがみられるようになった。…

【株主】より

…反面,法人(金融機関,事業法人等)の持株比率は上昇を続け,同年度で66%強にも達している。そのなかには,系列化,提携強化などを目的とした,いわゆる政策投資による持株が少なくない。これは,〈株主の法人化現象〉と呼ばれるが,証券市場はもとより,国民経済にとって大きな問題をはらんでいる。…

※「政策投資」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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