教頓機漸(読み)きょうとんきぜん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「教頓機漸」の意味・わかりやすい解説

教頓機漸
きょうとんきぜん

仏教用語。「教」は仏の教え,「機」は衆生,あるいは衆生の能力 (機根) のこと。仏の教えは読んだり,聞いたりしてもすぐに (頓) 理解できるものであるが,これを実際身体のうえで受けて実践する側の衆生にとっては,すぐに体現できるものではなく,「漸」々に修行して得られるものであることをいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む