普及版 字通 「敞」の読み・字形・画数・意味
敞
12画
[字訓] たかい・たいらか・ひろい
[説文解字]
[字形] 形声
声符は(尚)(しよう)。は窓に神を迎えて祀り、上に彷彿(ほうふつ)として神気のあらわれる形で、高い意がある。土壇を築いて祀るところを堂という。敞はその高平のところ。〔説文〕三下に「高土を治し、以てすべからしむるなり」とするが、堂基とするために地を整える意であろう。
[訓義]
1. たかい、たいらか、ひろい、そのように整えたところ。
2. 大きい、あらわれる、ひらける。
[古辞書の訓]
〔名義抄〕敞 サカリ・ホガラカナリ・タヒラカナリ・アキラカナリ・ヤブル・ホノカナリ・アラハル・ヒロシ・アフ・タカシ
[語系]
敞thjiang、zjiang、堂dangはみな声に従う字で、一系の語である。
[熟語]
敞屋▶・敞快▶・敞開▶・敞豁▶・敞閑▶・敞▶・敞車▶・敞静▶・敞地▶・敞庁▶・敞罔▶・敞亮▶・敞麗▶・敞朗▶
[下接語]
夷敞・華敞・間敞・寛敞・顕敞・広敞・弘敞・高敞・峻敞・清敞・疎敞・亭敞・博敞・平敞・幽敞
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報