日本歴史地名大系 「文久改正堺大絵図」の解説 文久改正堺大絵図(堺大絵図)ぶんきゆうかいせいさかいおおえず 七一×四八センチ解説 嘉永四年に堺の具足屋重兵衛ほか八名によって開板され、文久三年に改正されたもの。堺の開板図は享保二〇年の改正堺絵図綱目、寛政一〇年の堺細見絵図などが知られているが、当図はこの二本を増補して、それ以降とくに海岸線の変化によって生じた新地・新田の開発を地図上に表すことを目的の一つに掲げており、幕末の堺を知る好資料となっている。欄外に記された名所古跡・名物土産も参考になる。なお当図は「堺市史」巻三に別添えされた。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by