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新地 シンチ

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デジタル大辞泉の解説

しん‐ち【新地】

新しく居住地として開けた土地。新開地。
《多く新開地にできたところから》遊里。「新地通い」
新しく手に入れた領地。新知。

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百科事典マイペディアの解説

新地【しんち】

元禄期(1688年−1704年)以降,都市の拡大再編過程で河川の改修や海辺の埋立てなどにより,新たに造成され開けた土地のこと。新町,新屋敷ともいう。新地開発によって発展したともいわれる大坂の町では,新地の繁栄を図るため,茶屋,煮売屋,風呂屋芝居小屋など遊興施設の営業を許可したため,難波(なんば)新地,曾根崎(そねざき)新地などは大坂でも有数の繁華街となった。

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世界大百科事典 第2版の解説

しんち【新地】

新たに開けた土地のこと。とくに江戸時代の都市の,17世紀後半以降の拡大再編過程で,河川の改修工事や海辺の埋立て,また土地の割替えなどの結果,新たに造成され居住地となった部分を,従来からある土地に対して新地という。新町,新屋敷も同様の意味で用いることが多い。大坂では17世紀末の元禄期に河村瑞賢により安治川の開削,堂島川,曾根崎川の浚渫(しゆんせつ)など大規模な河川改修工事が行われ,安治川新地9町,堂島新地11町,堀江新地24町などの新たな町が成立している。

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大辞林 第三版の解説

しんち【新地】

新たに開けた土地。新開地。
〔多く新開地に設けられたことから〕 遊里。近世、大坂では主に曽根崎新地をいう。 「 - (=曽根崎新地)への御出でか御精が出まする/浄瑠璃・天の網島
新しく得た領地。新知。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

新地
しんち

新たに荒れ地を開墾したり、河川を埋め立てたりして造成された土地。新田あるいは新開地をいい、また、新しく得た領地をいう。江戸時代以降、江戸や大坂といった大都市の膨張が、新地とよばれる新開地をつくりだした。江戸で新地といえば、1734年(享保19)越中島の北端を埋め立てた深川築立新地(東京都江東区)をいう。ここは深川遊里七場所の一つで、南は海を見通し、西は大川(隅田川)口に臨んだ景観の地として繁華な遊興街であった。また、中洲(なかず)新地とよばれる隅田川西岸、新大橋南方の埋立地は、1772年(安永1)の埋立て以来、1789年(寛政1)に取り払われるまで私娼(ししょう)街として繁盛し、明治年間に再度埋め立てられ、現在の中央区日本橋中洲町となっている。大坂では、曽根崎(そねざき)新地(大阪市北区)をいい、1688年(元禄1)以来開発、町割が行われ、茶屋、風呂(ふろ)屋、芝居小屋が並び建って繁栄し、現在に至る。もとこれら新地は、町屋とすべく開発されたが、その土地の繁栄振興策として茶屋などの設置が許され、とくに私娼街として繁盛するようになったのが注目される。[棚橋正博]

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世界大百科事典内の新地の言及

【干拓】より


[日本の干拓]
 東日本に湖沼干拓が多く,西日本に海面干拓が多い。湖沼干拓地は新田という地名であるが,海面干拓は旧藩領によって異なり,八代海の新地,有明海の牟田(むた),搦(からみ),籠(こもり),瀬戸内海の開作,新開などがあり,大阪湾,伊勢湾では新田という。湖沼干拓は17世紀の治水技術の発達によって,干潟八万石,飯沼,見沼,紫雲寺潟などに2000~3000haの干拓地ができた。…

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