新四ヵ国借款(読み)しんしかこくしゃっかん[たいちゅうごく]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新四ヵ国借款」の意味・わかりやすい解説

新四ヵ国借款[対中国]
しんしかこくしゃっかん[たいちゅうごく]

四ヵ国借款に対して,イギリス,アメリカ,フランス,日本の4ヵ国の銀行家が 1920年 10月発足させた対中国借款。第1次世界大戦の勃発に伴い,ヨーロッパ諸国の中国における経済活動は一時後退した。これに対し日本は二十一ヵ条要求,西原借款などによって中国に進出しようとしたが,アメリカは日本の進出を押えるため,1918年7月イギリス,フランス,日本に対し新借款団の設立を提案。 19年5月パリで開かれた4ヵ国の銀行家の会議を経て,20年 10月 15日新四ヵ国借款団規約が成立した。しかし中国は安直戦争後の激しい軍閥抗争のただなかにあり,結局実質的な活動をしないで自然消滅した。しかしこの借款団に加わっていない銀行家が,個別的に対中国借款を行うのを阻止するという効果はあり,また日本の対中国経済進出をチェックする機能もある程度は果した。

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