漢籍に典拠を持つが、今日のような一つの熟した名詞的表現ではなかった。日本では、江戸時代後期に例があるが、それ以前には例が見いだしがたい。しかし、挙例の「五箇条の御誓文」に用いられたことがきっかけとなり、近代社会で、ものごとの決定、実行における重要なプロセスとして急速に普及した。明治一二年(一八七九)六月四日の「読売新聞」には「近ごろは頻りに会議流行(はやり)で何でも会議会議と」と書かれるような状況であった。
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