デジタル大辞泉
「進出」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
しん‐しゅつ【進出】
〘名〙
① 進み出ること。前進すること。
② 勢力拡張・新分野開拓のために乗り出すこと。
※
浅草紅団(1929‐30)〈
川端康成〉五一「
新築地劇団が五月の末に、『何がわれわれを
浅草に進出
(シンシュツ)させたか。』てなことで、『何が彼女をさうさせたか』や『筑波秘譚』を出した」
すすみ‐い・ず ‥いづ【進出】
〘自ダ下二〙
① すすんで前へ出る。積極的に出る。
※法華義疏長保四年点(1002)一「
修羅の中に前峯
(すすみイデ)て、
帝釈と闘ふときは、縛せらる」
② 涙などがひとりでに流れ出る。とめどもなく出る。
※
源氏(1001‐14頃)
梅枝「あやしく心おくれてもすすみいでつる涙かな」
すすみ‐・でる【進出】
〘自ダ下一〙 進んで前へ出る。
※雑俳・太箸集(1835‐39)三「腕によりかけ かるた取膝進み出る」
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報