新妻村(読み)につつまむら

日本歴史地名大系 「新妻村」の解説

新妻村
につつまむら

[現在地名]成田市新妻

赤荻あこぎ村の西に位置し、西は根木名ねこな川を境に宝田たからだ村。寛文二年(一六六二)の三宮社領田地之事(下金山区有文書)に村名がみえる。元禄一三年(一七〇〇)頃の下総国各村級分では高五二八石余、佐倉藩領。以後幕末まで変わらない。寛延二年(一七四九)の佐倉藩領村高覚によれば、小物成として夫役永一貫五三〇文余・茶園栗代永一三〇文・山銭永四八文があった。根木名川の古名は新妻川で、享保七年(一七二二)の「佐倉風土記」には「一水は畑田の東を出て、西北流すること十余里、下金山の西に至る。一源は印播郡江弁須の西を出て、東北流すること七里、下金山の西に至る。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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