日本歴史地名大系 「新板江戸大絵図絵入」の解説 新板江戸大絵図絵入しんぱんえどおおえずえいり 一二四・五×一三九・四センチ 木板手彩 林氏吉永 延宝三年 三井文庫蔵解説 当時の出版先進地京都系の版、五枚図ののち続出したいわゆる江戸大絵図中二番手のもので、郊外名所を絵画描写でランドマーク化し、一〇万石以上の大名屋敷に家紋を記し、他図との差異化を図って人気を博した。本所・深川を左下別枠に別図としている。異刊記・一六板種が以後一五年間継続出版されている。元禄三年の江戸御大絵図(江戸大絵図)は本図の最終版と考えられる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by