新韻集(読み)しんいんしゅう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「新韻集」の意味・わかりやすい解説

新韻集
しんいんしゅう

萬里集九の撰と伝えられる書。2巻。文明年間 (1469~87) の成立とみられる。『色葉字』『色葉集』ともいう。イロハがな引きの漢字辞書。漢字の見出しに,右に訓,左に音,下に語義を付す。そして,訓のイロハ順 (ただし,ヰ,ヱ,ヲは同音のイ,エ,オに合す) に配列し,それぞれのなかを音によって平と他 (仄) に2分する。詩作用の平仄 (ひょうそく) を示したものである。同じ平仄辞典の『平他学類抄』に対して新しくイロハ引きであるところからこれらの名称がある。俗語形を多く含むほか,仮名字体など,室町時代国語の資料となる。

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