方舟(読み)ほうしゆう(はうしう)

普及版 字通 「方舟」の読み・字形・画数・意味

【方舟】ほうしゆう(はうしう)

舟をならべて筏とする。〔国語、斉語〕西河に至り、舟を方(なら)べて(いかだ)を設け、桴(いかだ)に乘りて河を濟(わた)り、石枕に至る。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の方舟の言及

【八股文】より

…制度として〈経義〉を課したのは,北宋の王安石であるというが,形式の整ってきたのは元になってからで,明の成化・弘治年間(1465‐1505)には唐順之,茅坤,帰有光などの古文作家がこれに古文の手法を応用して新鮮味を添え,以降清朝の末年,1898年(光緒24)に康有為の上奏により廃止されるまで,受験生によって書きつづけられた。清代の八股文の名手には桐城派古文の始祖方苞の兄の方舟があり,方苞の〈兄百川墓誌銘〉にも〈制挙の文を以て天下に名あり〉と誌(しる)されている。《方百川先生経義》2冊があり,これはなぜか公羊学系の詩人龔自珍(きようじちん)の愛読書であった。…

【方苞】より

…清代最大の文学流派である桐城派古文の創始者。父の方仲舒は明の遺老銭澄之,杜濬(としゆん)らの詩人と親しい詩人であり,兄の方舟は八股文の名手である。しかし進士に及第したのは1706年(康熙45),すでに数えの39歳になってからである。…

※「方舟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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