方言札(読み)ホウゲンフダ

デジタル大辞泉 「方言札」の意味・読み・例文・類語

ほうげん‐ふだ〔ハウゲン‐〕【方言札】

標準語使用を強制させるため、学校方言を話した者に、罰として首から下げさせた木札各地にあるが、特に沖縄で厳しく行われ、明治末から第二次大戦後まで用いられた。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の方言札の言及

【琉球語】より

…一方,方言は蔑視され圧迫をうけた。学校で方言を話した子どもへの罰としての〈方言札(ふだ)〉は有名で,方言札をもらった子どもは次に方言を使う子どもが現れるまで,見せしめのためにこれを首にかけていなければならなかった。この方言札の罰は第2次大戦後にも行われていた。…

※「方言札」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

機械メーカー。トヨタグループの総本家で,繊維機械のほかトヨタ自動車からの小型商用車の受託生産,エンジンその他の自動車部品,フォークリフトなどの産業用車両の生産も行なう。1926年豊田佐吉が,みずから発...

豊田自動織機の用語解説を読む