日本広告業協会(読み)にほんこうこくぎょうきょうかい

日本大百科全書(ニッポニカ) 「日本広告業協会」の意味・わかりやすい解説

日本広告業協会
にほんこうこくぎょうきょうかい

日本の広告業界を代表する組織。広告業(広告会社)の健全な発達と広告活動の改善、向上を図ることを目的として、1950年(昭和25)に通商産業省(現、経済産業省所轄社団法人として設立された。2012年(平成24)に一般社団法人に改組。英語名称はJapan Advertising Agencies Associationで、略称JAAA。2016年8月時点の加盟会社数148社。事務局は東京都中央区銀座。協会運営は理事会の下に配された九つの運営委員会、三つの特別委員会、三つの直轄委員会によって行われ、広告業の経営合理化に関する調査・研究、取引の近代化に関する施策推進、広告倫理の向上運動などを行っている。また、広告業界の発展に寄与した個人や団体を表彰する吉田秀雄記念賞や、会員社におけるもっとも優れたクリエイティブワークを選ぶクリエイター・オブ・ザ・イヤー賞などのJAAAアワードを毎年実施している。電通の発表によれば、2014年における日本の総広告費は6兆1522億円で、日本広告業協会の会員社による取扱高の合計が、そのおよそ7割に上る。

[編集部 2016年8月19日]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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