知恵蔵mini 「旧ジョネス邸」の解説 旧ジョネス邸 明治期より洋館の街として栄えた神戸市垂水区塩屋地区にある洋館。木造鉄筋コンクリート造りの2階建てで、和洋折衷の設計に特徴があり、県の近代化遺産に選定されている。1919年、英国貿易商フレデリック・モリス・ジョネスによって建設され、太平洋戦争中にジョネスの顧問弁護士に売却された。その後、旧国鉄の拡幅工事に伴い、塩屋地区では多くの洋館が解体されたが、同邸は63年にもとの場所から約400メートル離れた現在地に移築された。2013年3月にマンション開発計画が浮上し、地域住民が保存活動を続けていたが、同年10月に解体されることが決定した。 (2013-10-18) 出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報