和洋折衷(読み)ワヨウセッチュウ

デジタル大辞泉 「和洋折衷」の意味・読み・例文・類語

わよう‐せっちゅう〔ワヤウ‐〕【和洋折衷】

日本風西洋風とをほどよく取り合わせて用いること。「和洋折衷の造り」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「和洋折衷」の意味・読み・例文・類語

わよう‐せっちゅうワヤウ‥【和洋折衷】

  1. 〘 名詞 〙 和風と洋風とを適当にとり合わせること。
    1. [初出の実例]「玄関の建方は、和洋折衷(ワヤウセッチウ)と思はれて」(出典:内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

四字熟語を知る辞典 「和洋折衷」の解説

和洋折衷

日本風のものと西洋風のものをほどよく取り合わせること。

[使用例] 和洋折衷とか云うような、二階家が建築せられる[森鷗外鼠坂|1912]

[使用例] まだ水洗になっていない和洋折衷のトイレットの壁に、特徴のある大きな佐藤文字で「憩いの楽園」と落書きしてあったのをおぼえている[後藤明生人間病気|1967]

[解説] 「折衷」は両者のよいところをとって調和させ、ほどよいもの、適当なものにすること。

出典 四字熟語を知る辞典四字熟語を知る辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android