明け行く(読み)あけゆく

精選版 日本国語大辞典 「明け行く」の意味・読み・例文・類語

あけ‐ゆ・く【明行】

  1. 〘 自動詞 カ行四段活用 〙
  2. 夜が次第に明けて行く。
    1. [初出の実例]「しののめのほがらほがらとあけゆけばおのがきぬぎぬなるぞかなしき〈よみ人しらず〉」(出典:古今和歌集(905‐914)恋三・六三七)
    2. 「にはかに雲がくれて、あけゆく空いとをかし」(出典:源氏物語(1001‐14頃)夕顔)
  3. 月日が次第に過ぎて行く。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android