映画史(読み)えいがし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「映画史」の意味・わかりやすい解説

映画史
えいがし

現在と同じように多数の観客を相手とした上映方法の映画は 1895年に誕生した。映画史には2つの面がある。一つは純粋技術の面で,無声黒白からトーキー黒白へ (1929) ,トーキー色彩へ (35) ,大型映画へ (52) と発達した。もう一つは芸術の面で,6期に分れる。 (1) 草創期 (1895~1908) ,(2) 映画表現技術の確立期 (08~18) ,(3) 無声映画芸術の完成期 (18~29) ,(4) トーキー初期 (29~39) ,(5) トーキー表現の革新 (39~52) ,(6) 大型映画時代 (52~ ) 。現在は,SFXおよびコンピュータ・グラフィックス,ドルビー・サウンド時代 (『スター・ウォーズ』〈77〉から) ともいえるが,大型映画時代は続いている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android