春さる(読み)ハルサル

デジタル大辞泉 「春さる」の意味・読み・例文・類語

はるさ・る

《「さる」は季節などが近づく意》春になる。春が来る。
「―・らば逢はむとひし梅の花今日の遊びに相見つるかも」〈・八三五〉

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関連語 実例 初出

精選版 日本国語大辞典 「春さる」の意味・読み・例文・類語

はる【春】 さる

  1. ( 「さる」は移動する、近づくなどの意 ) 春になる。春がやってくる。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「波流佐礼(ハルサレ)ばまづ咲く宿の梅の花ひとり見つつや春日暮らさむ」(出典万葉集(8C後)五・八一八)

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