春浦院(読み)しゅんぽいん

精選版 日本国語大辞典 「春浦院」の意味・読み・例文・類語

しゅんぽ‐いん ‥ヰン【春浦院】

京都市右京区花園妙心寺町にある妙心寺の塔頭(たっちゅう)一つ。もと春甫庵。福富草紙二巻(国重文)を所蔵

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の春浦院の言及

【妙心寺】より

…天球院の本堂(1635,重要文化財)には同時期の伝狩野山楽筆障壁画(重要文化財)152面があり,豪壮な桃山絵画が江戸期に入って穏やかな作風に変わっていく過渡期の優品。他に春光院の銅鐘(1577,重要文化財)はもと南蛮寺のものでイエズス会の徽章があり,春浦院の《福富草紙》(室町,重要文化財),東海庵の《瀟湘八景図》(伝元信筆,室町,重要文化財),竜泉庵の《猿猴図》(長谷川等伯筆,桃山,重要文化財)などが著名。【谷 直樹】。…

※「春浦院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android