春行く(読み)はるゆく

精選版 日本国語大辞典 「春行く」の意味・読み・例文・類語

はる【春】 行(ゆ)

  1. 春が過ぎて行く。《 季語・春 》
    1. [初出の実例]「はるゆかば花とともにをしたひなむおくれば何のみにかなるべき」(出典:忠見集(960頃))
  2. (川の水などが)春、流れて行く。
    1. [初出の実例]「をちこちの苗代水にせきかけて春行河は末ぞわかるる〈藤原光俊〉」(出典:続拾遺和歌集(1278)春下・一三四)

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