時なるかな(読み)ときなるかな

精選版 日本国語大辞典 「時なるかな」の意味・読み・例文・類語

とき【時】 なる かな

  1. 今がいちばん良い時機だ。時節また運命のめぐり合わせを嘆じていう。
    1. [初出の実例]「しら雲も桜に匂ふ山のはに時なるかなと雉子なく也〈藤原定衡〉」(出典:嘉吉三年二月十日前摂政家歌合(1443))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android