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運命 うんめい fate

翻訳|fate

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

運命
うんめい
fate

われわれの意志をこえたところでわれわれの行為や存在を支配している力。ギリシア語 moiraは各人の分け前ラテン語 fatumは神によっていわれたこと,フランス語 destinは定められたこと,ドイツ語 Schicksalは送られたことを意味する。

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運命
うんめい

幸田露伴長編小説。 1919年発表。中国の明史に取材した壮大な構想の歴史小説。明の太祖朱元璋の死後,孫の建文帝が即位するが,伝承を信じた叔父燕王は武力によって帝位を奪い永楽帝となる。

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デジタル大辞泉の解説

うん‐めい【運命】

人間の意志を超越して人に幸、不幸を与える力。また、その力によってめぐってくる幸、不幸のめぐりあわせ。運。「運命のなせる業」「運命をたどる」
将来の成り行き。今後どのようになるかということ。「国家の運命
[補説]作品名別項。→運命

うんめい【運命】[書名・曲名]

幸田露伴の小説。大正8年(1919)発表。中国明(みん)朝の建文・永楽2帝の生涯を、漢文調の名文で描いた作品。
ベートーベン作曲の交響曲第5番の通称。1808年完成。第1楽章冒頭の主題を、作者が「運命はかく戸をたたく」と説明したと伝えられることからの名。
《原題、〈フランス〉Les Destineéesビニーによる詩集。著者没後の1864年に刊行。運命詩集。

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百科事典マイペディアの解説

運命【うんめい】

ベートーベンの交響曲第5番ハ短調。4楽章より成り1808年完成。同年,《田園交響曲》とともにウィーンで作曲者の指揮により初演。標題は,冒頭のモティーフについて作曲者が〈このように運命は扉をたたく〉と言ったという逸話に由来し,同様のモティーフは同時期の傑作《ピアノ・ソナタ第23番・熱情(アパッショナータ)》(熱情ソナタ
→関連項目フォルトゥナ

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占い用語集の解説

運命

個人の人生に訪れる、見えない大きな流れのこと。一般的に、個人の努力や行いで変えられる流れを「運命」と呼び、前世からのカルマとして変えることができない流れを「宿命」と呼ぶ。

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デジタル大辞泉プラスの解説

運命

堀田善衛(よしえ)による戯曲。初演は劇団民芸(1959年)。同年、第5回新劇戯曲賞(のちの岸田国士戯曲賞)の候補作品となる。

運命

米国の作家ロス・マクドナルドの長編小説(1958)。原題《The Doomsters》。「リュウ・アーチャーシリーズ

運命

ドイツの作曲家L・v・ベートーヴェンの交響曲第5番(1807-08)。原題《Schicksal》。名称はベートーヴェン自身が第1楽章の冒頭部について「運命はこのように扉をたたく」と語ったという逸話に由来する。交響曲第6番『田園』とほぼ同時期に作曲された。

運命

日本のポピュラー音楽。作詞と歌は女性歌手、倖田來未(くみ)。2006年発売。作曲:日比野裕史。同年公開の映画「大奥」の主題歌

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世界大百科事典 第2版の解説

うんめい【運命 fate】

一般に,人間に与えられた逃れることのできないさだめを意味する語。宿命とほぼ同義。ラテン語の運命は〈ファトゥムfatum〉だが,そのもとの意味は〈言われたこと〉であり,運命という考えは予言や言葉の魔力に対する信仰に裏づけられて発生したらしい。例えば誕生をつかさどる女神は生まれた子どもの〈未来に〉ついて発言し,その未来を〈定める〉のであった。だが,なんといっても運命の観念を発展させ,展開したのはギリシア人たちであった。

うんめい【運命】

幸田露伴の歴史小説。1919年(大正8)《改造》に発表。中国の明朝2代皇帝の建文帝が,叔父の燕王に攻められて都を捨て,燕王が3代永楽帝となる政変劇の経緯を,史書にもとづいて精細にあとづけた歴史小説。作者が過去の資料を任意に取捨し,過去の人物に思いつきのせりふをしゃべらせるのが歴史小説の常道だとすれば,これはその客観的な叙述においていわゆる小説らしい趣向をほとんど欠いている。しかし歴史の虚実に対する作者の包括的でしかも透徹した認識が,雄大な漢文脈の行文を通じて一貫して輝き続けており,その輝きはなまじいな歴史書や小説のとうてい及びがたいほどに強烈な文学的感銘を与える。

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大辞林 第三版の解説

うんめい【運命】

超自然的な力に支配されて、人の上に訪れるめぐりあわせ。天命によって定められた人の運。 「すべて-のしからしめるところ」 「これも-とあきらめる」
今後の成り行き。将来。 「主人公の-やいかに」

うんめい【運命】

〔第一楽章冒頭の主題に関して、作曲者自身が「運命はかく扉をたたく」と語ったと伝えられるところから〕
ベートーベンの交響曲第五番ハ短調の日本での通称。1808年完成。

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世界大百科事典内の運命の言及

【偶然】より

…つまり,ある偶発的な出遇いがその系列によって内面化され,その系列の新たな展開の出発点となり,いわば必然に転じられるようなとき,特にそれが偶然として意識されるのである。偶然とは〈運命の先駆形態〉(W.vonショルツ)であるとか,運命とは〈内的に同化された偶然〉(ヤスパース)であるといったふうに,しばしば偶然が運命の意識と結びつけて論じられるのもそのゆえである。しかも,偶然の出遇いを内的に同化し運命に転じるには,その当事者が他に開かれた自由な存在でなければならない。…

【天命】より

…運命をいう。原義は天の神の命令という意味であったが,天の命令は人力ではいかんともしがたいものであるところから,人間の外にあって,人間のあり方を規定する力を意味するようになった。…

【星】より

…また中国でも,黄道を月の毎月の旅から二十八宿に区分し,全天の星をそれぞれに付属させて,皇帝,后妃(こうき)を初め多く宮廷関係の名をつけた。こうして五惑星がめぐっていく星座,星宿を観察し,またその通路にあたらぬ部分でもそこの星々の光,またたきなどを見て,国家,国君および個人の運命をも占った。西洋の天文学はやがて占星術を母胎として生まれたが,中国では久しく迷信から脱しきれず,日本へもこれが陰陽道として伝わり,天文学の発達を妨げた。…

【モイラ】より

…ギリシア神話の運命の女神。その名は〈割当て〉の意で,一般に3人の老女神とされ,複数形はモイライMoirai。…

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