晩田(読み)ばんでん

精選版 日本国語大辞典 「晩田」の意味・読み・例文・類語

ばん‐でん【晩田】

〘名〙 おそく実る稲を植える田。
東寺百合文書‐ぬ・(年未詳)(室町)九月二七日・若狭太良庄百姓申状「晩田者半損に過候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の晩田の言及

【早田】より

…平安時代になると,さらに中間の〈なかて(中稲)〉が現れた。早稲を作付けするのが早田,中稲をつくるのは中田(なかだ),晩稲をつくるのが晩田(おくてだ)と呼ばれた。12世紀初頭には,一郡全体が早田であるという例もあり,また讃岐国善通寺・曼荼羅寺領の免田も4割が早田であった。…

※「晩田」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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