曰付(読み)いわくつき

精選版 日本国語大辞典 「曰付」の意味・読み・例文・類語

いわく‐つきいはく‥【曰付】

  1. 〘 名詞 〙
  2. こみいった特別の事情由来が付随していること。また、そのようなもの。
    1. [初出の実例]「あの女のは、みんな魂胆があって、曰く付きの嘘ですぜ」(出典:吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石〉三)
  3. 特に、よくない前歴などのあること。また、そのような人。
    1. [初出の実例]「公園界隈の旅館には〈略〉曰く附が飛び込むと時には法外の茶代も転って来ようといふもので」(出典:新版大東京案内(1929)〈今和次郎〉東京の旅館)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む